2018年2月、京都市下京区のMATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/wにて個展を開催します。

松本 和子展 「温室の中で」

会期 2018年2月3日(土)~2月24日(土)
時間 11~19時(最終日17時まで)
休廊日:5日(月)・11日(日)・12日(月)・18日(日)・19日(月)
場所 MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w
京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1

なぜだかわからないが、そこに住みたいという幻想や願望を抱かせるような場所がある。
この感情はかつて自分がそこにいたという確信から来るのか、あるいはいずれそこに行くだろうという確信か。

ロラン・バルトの遺作『明るい部屋』で語られた、バルトの亡き母の幼少期の写真「温室の写真」を手掛かりに、 一種の母性を感じさせるような、密やかな、我が家のように打ち解けられた場所を探している。

さまざまな欲望や悲しみのヴェールを介した光景を描き出し、フレスコの漆喰壁の中に永久に閉じ込めて、 わたしはそこで暮らしたいと思う。